2006.12

2006.12.9(土) 新宿 "Club Hights"

新宿歌舞伎町にあった日本最大(と勝手に想像していますが)のキャバレー「クラブ・ハイツ」で開催しました。六本木センセーションが閉店したため、昨年の新宿のクラブ「コード」に続き、またまた歌舞伎町での開催となりました。250人以上のキャパと演奏設備が必要なため、使える場所はなかなかありません。ようやく探していただいたのがここでした。

円形ボックスシートがゆるやかな階段状に100テーブル近く並ぶ、キャパ500人の巨大クラブです。日活映画に出てきそうな、昭和のナイトシーンをほうふつとさせる空間です。映画やTVドラマでもたびたび使われたそうです。照明設備がすばらしく、まるで夢の世界でした。高度成長の夜の社会はこうだったんだと、教科書では習わない夜の社会科見学のような興味深深の体験でした。

ライブ中に何度も地震のような揺れを感じ不思議だったのですが、後でその原因がわかりました。ビル自体がかなり古く、お客様のダンスの振動で床全体が揺れていたのです。このような建物の老朽化もあって、コマ劇場を含めた地域一体の再開発計画により、クラブハイツは2009年にその歴史を閉じました。

スペシャルゲスト今陽子さんの登場に場内騒然。今陽子さんは、今回もゲストドラマーとして参加してくださった稲垣貴庸さんのお友達で、彼女のライブやコンサートで稲垣さんが何度も共演しています。そんな縁で遊びに来てくださったのですが、飛び入りでJohnny Be GoodeをAROUNDSのバックで歌っていただくという大変な光栄に預かりました。超Lucky!な体験でした。

この年から多恵子は本格的にKeyboardに復帰。これ以降のAROUNDSのアンサンブルの中核を担当していきます。我々のバンドにはブラスセクションが、東方のサックスのみ。Oldiesにせよ、ディスコ系にしろ、またChicagoはもちろんのこと、ブラスがとても重要です。その役割を多恵ちゃんに担当してもらっています。多恵ちゃん、このステージでは使っていませんが、ここのところYAMAHAエレクトーンのポータブルタイプを使ってさまざまな音を出してくれています。普通のシンセに比べてふくよかで、原音に近いストリングスやブラス、時にはエレキギターの音などを出してくれています。こうしたアンサンブルがあるので、オリジナル曲の雰囲気に近いものを出すことができます。バンドのクォリティや気持ちよさを作るうえで、こうしたアンサンブルは本当に命だと思います。多恵ちゃん、ありがとう。

■ライブ写真集

このライブの写真を下記のサイトに掲載していますので、クリックしてご覧ください。

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