1996.12(音付)

1996.12.7 六本木・LOLLIPOP

★1996LIVEの演奏とごく一部のMCをアップしました。

演奏曲の音源は演奏曲リストの曲名をクリックしてください。

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オープニング、今回の司会は川居君です。

この年はおめでた続きの年でした。バンマスからAROUNDS HAPPY NEWSが報告されました。

■演奏曲リスト

■選曲裏話と渋谷天狗の思い出

AROUNDSはみんなコーラス大好き。2度目のライブの1989年から、アカペラの有名曲、Billy JoelのLongest Time を歌い始めました。このほか、Naturally、So much in love、In the still of the nightなどのアカペラ曲に挑戦してきました。ハーモニーが決まったときの気持ちよさがたまらないのです。ハーモニーは音楽の3要素のひとつですが、日本古来の曲にはこの概念がないんですね。明治になって小学校に音楽教育が導入されたときからしかハーモニーの歴史がないわけです。一方、西洋においては9世紀から10世紀にかけてのグレゴリオ聖歌以来のコーラスの伝統がある。つまり1000年のビハインドがあるわけです。それでも日本の音楽教育は熱心に小学校からハーモニーを教え込んできました。♪ 春のうららの隅田川~ ♪ で始まる「花」で随分練習したことがあると思います。そのときのハモリの気持ちよさが今もルーツにあるのではないかと思います。

この写真は渋谷道玄坂の天狗でのスナップです。近くのYAMAHAのLMセンター(今はもうない)の貸しスタジオで、よく練習していたのですが、練習後は当然ながら宴会!この天狗には大変お世話になりました。安い、うまい!練習の反省、ライブや合宿の相談、尽きることのない音楽話、時にはアカペラで歌いだしたり。お店の店長さんは理解のある方で、追い出されたことはありません。

そして、天狗で「出来上がった」あとは、そのすぐ隣にある「道玄坂センタービル」に行きます。ここでまた飲むのではありません。歩道から1mほど階段降りたところの踊り場が我々のスイートスポットなのです。ここで酔った勢いで全員でアカペラを歌うのです。もちろん曲はThe longest time。なぜここか?壁に囲まれた半地下の踊り場だからです。つまり気持ちのよい反響、残響がすばらしいエコーを作ってくれるのです。われわれが歌うたびに、道玄坂を歩く人たちが覗き込み、何人も立ち止まってきいてくれて、最後は歓声挙げて拍手してくれるんです。癖になって何度もやりました。AROUNDSはストリート・ミュージシャン!でした。

■AROUNDS LIVE 1996 ポスター