1993.12.18 六本木・LOLLIPOP
ボストンから帰国した川居がベースに復帰し、横田さんはキーボードを主体に参加。
お客様の増加に伴い、六本木の旧「日拓ビル」にあったロリポップに会場を変更しました。ここはキャパが200人あり、当時の銀座ケントスの1.5倍になりました。
★音源アップしました。MCも少し。オマケの秘蔵カラオケも。探してみてください。 20150130
左:尾本(Long train running の間奏でハモニカを吹くところ)、右は2回目参加の聖子ちゃん。
↑島田、大和田、川居、北、聖子、尾本、拓郎、横田。当然だけどみんな若い!
■演奏曲リスト
★演奏曲リストの曲目をクリックすると1993LIVEの音源を聴くことができます(ダイジェスト)。 20125.1.30設定。
スマホ等のモバイルでは開けないことがあります。その場合にはファイル表示画面からダウンロードして聴くことができます。
■代々木カラオケスナック「慧光」の思い出と選曲への影響について
このころ、代々木の代ゼミ本校の裏手、住宅街のどまんなかのマンションの地下に「慧光・・・えこう」という世にも不思議なカラオケのお店がありました。名前も仏教的で不思議なのですが、最も感動的なのはオーナー手作りの、ハードロックを主体にした洋楽バンドカラオケテープ(それもDATフォーマットです)。それも1000曲以上ものライブラリーがありました。今じゃその10倍も20倍ものライブラリーが普通ですが、その当時では考えられません。どんなカラオケの店に行っても絶対にない洋楽がたくさんあったのです。
オーナーは元レコーディングエンジニアで現職の真空管アンプ設計者。従ってカラオケサウンドもその超高級自作アンプから大音量で出てくるのです。彼自身も楽器を弾き、友人とダビングを重ねて作っていたそうです。オーナーは、ロックファンの間で有名なディープパープルの名盤「Live In Japan」を録音した人です。裏話を色々聞かせてもらいました。不思議な人でしたねえ。都会の片隅にひっそりとそして熱く生きている仙人のような人でした。早い時間に行くと、よくソファに寝ていたことを思い出します。
こんな店は世の中にないですから、ここにはギンギンのハードロックをハイトーンでシャウトしたい人がよく来ていました。中でも某N生命のサラリーマンの方の歌う、パープルの名曲 Highway Star は絶品でした。実は川居も北も拓郎も尾本も好きなのです、こういうジャンルが。3年ほどの間でしたが、度々この店に集まりました。ライブの後の打ち上げもやりました。この店の体験が、我々のレパートリーにも影響しました。そのひとつがこの年の演奏曲、Smoke on the waterなのです。DoobeyやEaglesのレパートリーを取り上げるようになったことにも慧光の影響があるかもしれません。ただ、住宅街のマンションの地下で大音量のロックサウンドですから、お店の継続は難しかったようです。ある日いったら消えていました。まるで白日夢でした。
この年のライブの打ち上げの写真を少し。
↓川居の背中に真空管アンプがずらりと並んでいます。右手には大スピーカーの年代もののボックスが。
★おまけその1 Highway Star in ECHO by Kawai
★おまけその2 Say Yes in ECHO by Kawai & Shimada
↑川居、うれしそう。あ、これもやろう!
↓いつも仲のよい先輩後輩でした。
■AROUNDS LIVE 1992 ポスター